この記事は、YouTube「FIRE実録 #03」のデータ完全版です。動画で出した数字を、ここでは検証できる形ですべて載せています。

先月はマイナスでした。今月はプラスです。ただ、中身を割ると喜べませんでした。

この記事の結論
  • 公開資産は713.2万円→756.9万円。前月比プラス43万7,494円
  • ただし増えた43.7万円のうち、40万円は自分で入れたお金。相場が生んだのは3万7,544円だけ
  • 相場は選べないが、払い方は選べる。現金をやめるだけで、同じ生活のまま還元が残る
  • 100万円修行は「100万円に届かないと逆に損」。99万円で終わるとマイナス550円、100万円ならプラス9,500円
  • チャージとクレカ積立は100万円にカウントされない。2026年3月1日から対象がさらに追加された

2026年9月の数字

項目 実額
公開資産(新NISA2枠) 756.9万円
前月比 +43.7万円
うち自分で入れたお金(元本) 605.0万円
うち含み益 152.0万円
目標4,000万円への達成率 18.9%

内訳はつみたて投資枠が370.7万円、成長投資枠が386.1万円。中身はどちらも eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)1本だけです。2026年9月11日時点の数字です。

43万円増えた。でも増やしたのは相場ではない

ここが今月いちばん伝えたいところです。増減を分解すると、こうなります。

  • 新しく入金した額:+39万9,950円(元本は565.0万円→605.0万円)
  • 評価額の変化:713万2,096円→756万9,590円(+43万7,494円
  • つまり相場が生んだ分:+3万7,544円
  • 基準価額:42,902円→43,215円(+0.73%)

先月は「20万円入れたのに13.9万円減った」でした。今月はその裏返しですが、構造は同じです。1か月の増減を決めているのは、ほとんど自分の入金額のほうです。

ずきん
ずきん増えた月に「相場が良かった」と言いたくなりますが、数字を割ると3.7万円しか生んでいません。喜ぶところを間違えると、下がった月に落ち込みすぎることになるので、毎月このまま出します。

入金40万円の内訳を正直に書きます

「今月40万円入金」と書くと、毎月40万円積み立てているように見えてしまうので、はっきりさせておきます。僕の積立は毎月30万円です。

前回この報告をしたのが8月4日で、そのとき8月分の積立が10万円ぶん、まだ口座に反映されていませんでした。その10万円と、9月分の30万円。合わせて40万円が、この1か月ぶんとして乗っています。

実録#2で「入金は20万円」と書いたのは、反映済みの分だけを見ていたからでした。実際の8月の積立も30万円です。

これまでの推移

公開資産 前月比 達成率
2026年7月 727.1万円 18.2%
2026年8月 713.2万円 −13.9万円 17.8%
2026年9月 756.9万円 +43.7万円 18.9%

スタート地点は727.1万円(2026年7月・目標発表はこちら)。ゴールは10年で4,000万円、残りは3,243万円です。

今月やったこと

  • 積立は今月も30万円を継続(つみたて投資枠+成長投資枠)
  • セールでまとめ買いをしました。ウイスキー4リットル、炭酸水48本。今回は飲み物が多めです
  • 平日はあまり使わずに済んでいますが、休日に時間ができると使ってしまう傾向がはっきり出ました
  • 先月予告した、ポケモンカードの売却を実行しました

セールの単価は確かに安くなります。ただ、家に大量にあるとその分だけ消費も増えます。「まとめて買うと安い」は本当ですが、買ったあとに自分をセーブできるかどうかまでがセットなので、来月はここを気をつけます。

どの費目から削るか迷う場合は、家計調査から見る費目別の使いすぎに世帯人数・年代別の平均を集計してあります。自分の家計と並べると、順番が数字で決まります。

先月の予告の回収:ポケモンカードを売りました

実録#2の最後で「来月はポケモンカードを売った結果を報告します」と書きました。売ってきました。

お店に持ち込んで、スリーブなどのサプライ類と、持っていたカードのうち高く買い取ってもらえるものは全部売りました。残りはまだ手元にあります。結構、高く売れました。

ただ、集めるのに使ったお金もそれなりにあったので、トータルで見ると「元は取れたかな」というくらいです。大儲けした、という話ではありません。

使い道はまだ決めていません。貯金に回すか、車のローンが少し残っているので、そっちを先に返すか。ローンを先に返すのと、その分を投資に回すのとでは、どちらが得かは金利しだいで答えが変わります(この損益分岐は繰上返済 vs 投資シミュレーターで計算できます。結論から言うと、分かれ目の利回りはローン金利とちょうど同じになります)。決まったら報告します。

ここからが本題:相場は選べない。払い方は選べる

今月、相場は僕に3万7,544円を生んでくれました。ありがたいですが、これは僕にはコントロールできません。先月はマイナス13万9,143円でした。

でも、お金には自分の意志で100%コントロールできる場所があります。先月それは固定費でした。今月は支払い方法です。

現金をやめた理由と、それでも現金が残る場面

僕は今、現金をほとんど使っていません。理由は一つで、現金には還元がないからです。1万円払ったら1万円ぶんの価値しか受け取れません。カードやPayPayなら、同じ1万円で数十円から百数十円が戻ってきます。

1回だけなら変わりません。ただ、これは生活のほぼ全部にかかってくるので、年単位で効いてきます。

じゃあ現金をまったく使わないのかというと、使う場面は残っています。ただ、思っているより少ないです。市役所の支払いも、今はカードで済むものが増えました。僕が現金を使うのは、友達とご飯を食べて会計を割るときくらいです。どちらかがカードでまとめて払って、もう片方が現金で渡す、みたいな場面です。

今の僕の支払い比率

手段 割合 理由
クレジットカード 約7割 年間100万円の条件を追いかけている最中
PayPay 約2割 還元率が高くなる場面はこちら
現金 約1割 ほぼ、友達との割り勘だけ

クレジットカードが7割なのには理由があります。今、あるカードで「1年間に100万円使う」という条件を追いかけている最中だからです。ネットでは100万円修行と呼ばれています。その場の還元率だけで言えばPayPayのほうが得な場面でも、あえてカードに寄せています。

100万円修行とは何か

僕が使っているのは三井住友銀行の Olive のゴールドです。Olive というサービスが始まったのが2023年3月で、出てすぐ使い始めたので、もう3年半くらい使っています。

名前は大げさですが、やることは単純です。1年間でそのカードを100万円使うだけ。 達成すると2つ起きます。

年間100万円を達成すると(2026年9月時点)
  • 本来5,500円(税込)かかる年会費が、翌年以降ずっと無料になる
  • 毎年10,000ポイントもらえる(継続特典)

通常の還元が0.5%なので、100万円使うと5,000円ぶん。そこに1万ポイントが乗るので、合計で15,000円ぶんです。100万円に対して15,000円なので、実質1.5%。現金で払っていたらゼロだったところが15,000円になります。

これらはすべて2026年9月時点で公式サイトを確認した条件です。条件は変更されることがあるので、最新の内容は必ず各社の公式サイトでご確認ください。

99万円と100万円の差は、約1万円

ここがこの制度のいちばん重要なところです。100万円がボーダーで、届かないとほぼ何も得しません。

年間利用額 手元に残る額 内訳
99万円で終了 −550円 還元4,950円 − 年会費5,500円(特典なし)
100万円・1年目 +9,500円 還元5,000円 + 特典10,000円 − 年会費5,500円
100万円・2年目以降 +15,000円 年会費が永年無料になるため

使った額の差はたったの1万円です。それで手元に残る額が1万50円変わります。

しかも、話はここで終わりません。一度達成すれば翌年からは年会費がずっと無料になります。だから2年目以降は、100万円使えば毎年15,000円がまるごと残ります。逆に99万円で止まった人は、来年もまた年会費を払うことになります。たった1万円の差が、この先ずっと続く差になります。

100万円にカウントされないもの

そして、ここが今回いちばん言いたいところです。この100万円は「何に使っても100万円」ではありません。

集計対象外の利用(2026年9月時点)
  • 電子マネーへのチャージ(モバイルSuica・PASMO・ICOCA・楽天Edy・WAON・nanaco など)
  • 2026年3月1日利用分から追加:au PAY・Kyash・JAL Pay・バンドルカード
  • 三井住友カードつみたて投資(クレカ積立)
  • 年会費・リボ/分割手数料・キャッシング・海外キャッシュサービス・国民年金保険料

チャージで一気に埋めようと思っていた人にとっては、2026年3月1日から対象がさらに厳しくなっているのが要注意です。去年までの情報で「チャージで埋められる」と覚えている人は、一度確認したほうがいいと思います。

そしてもう一つ、これは投資をしている人に直接関係します。クレカ積立は100万円にカウントされません。 「月10万円のクレカ積立を12か月やれば120万円だから、修行は勝手に終わる」とは、ならないんです。ここがいちばん勘違いしやすいところだと思います。

現金をやめると、年間いくら違うか

「年単位で効いてくる」と書いたので、そこも計算しておきます。

総務省の家計調査(2025年平均)によると、二人以上の勤労者世帯の消費支出は月に34万6,297円。年間だと415万5,564円です。もちろんこの全部をカードで払えるわけではありませんが、100万円というのはこの支出の4分の1弱です。そう考えると、そこまで無茶な数字ではありません。

その100万円をカードに寄せると、2年目以降は毎年15,000円が残ります(1年目だけは年会費を払うので9,500円)。現金で払っていたら0円です。

これを毎年そのまま新NISAに入れて10年運用できたとしたら、年5%で約18万5,000円になります。

ただ、正直に言うと劇的な金額ではありません。先月やった通信費の見直しが10年で約58万円だったので、それよりはずっと小さいです。支払い方法は「やらない理由がないからやる」くらいの話で、これ1本でFIREが近づくわけではありません。

正直に言っておきます

ここまで良い話もしたので、正直な話もします。この100万円修行は、全員にすすめられるものではありません。

向かない人・気をつけること
  • 年間100万円=月8万3,000円。生活費のうちそこまでカードに寄せられない人には向かない
  • 特典のために使いすぎたら、完全に本末転倒。1万ポイントのために余計に10万円使ったら、ただの赤字
  • 修行中は「その場で最適な払い方」を選べていない(僕がまさにそう)

3つ目は自分の話です。その場の還元率だけを見ればPayPayのほうが得な場面でも、僕は今カードを使っています。分かってやっています。なので、この修行が終わったら主力のカードをこのままにするのかは、一度見直すつもりです。

ちなみに今、ちょうど半分くらいまで来ています。残り半年で、あと半分。普通に生活していれば届きそうな位置です。

僕のカードの使い分け

最後に、使い分けを出しておきます。「このカードが最強です」という話をしたいわけではまったくないので。

場面 使うもの 理由
基本 Olive ゴールド 年間100万円の条件を追いかけているため
楽天で買う 楽天カード 楽天の買い物はこちらのほうが戻る
Amazonで買う Amazonのカード Amazonの買い物はこちらのほうが戻る
還元が上がる場面 PayPay その場の還元率で選ぶ
友達との割り勘 現金 ここだけは現金が早い

ポイントは、店ごとに還元が上がるカードが違うということです。全部を1枚でやろうとすると、だいたいどこかで損します。かといって10枚持つと管理できません。自分がよく使う店を2つか3つ思い浮かべて、そこに合わせるのが現実的だと思います。

まとめ

  • 公開資産 756.9万円(前月比 +43.7万円・目標の18.9%)
  • 増えた43.7万円の内訳は、入金40.0万円/相場3.7万円。増えた月も、増やしているのは自分
  • 相場は選べない。払い方は選べる
  • 100万円修行は、100万円に届かないと逆に損(99万→−550円/100万→+9,500円、2年目以降は+15,000円)
  • チャージとクレカ積立はカウントされない(2026年3月1日から対象が追加)

来月もこのまま出します。増えた月も、減った月も。

前提と注意点

この記事について
  • 公開しているのは新NISA口座の2枠(つみたて投資枠+成長投資枠)のみです。他の口座は含みません
  • カードの年会費・還元率・特典の条件はすべて2026年9月時点で公式サイトを確認したものです。条件は変更されることがあるため、最新の内容は必ず各社の公式サイトでご確認ください
  • 家計調査の数値は総務省「家計調査報告(家計収支編)2025年平均」の公表値です
  • 10年運用の試算は年5%を仮定した計算であり、将来の運用成果を保証するものではありません
  • 本記事は個人の記録であり、特定のクレジットカード・金融商品への入会や投資を推奨するものではありません
  • 投資には元本割れのリスクがあります。投資判断はご自身の責任でお願いします

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